育てるとか

自分が人材育成に関わる場合、比較的恵まれたスタートのケースが多いよな、と思っていました。それは「ある程度スキルとモチベーション、すくなくともその片方は保障された対象」の育成が中心だったからです。こういってしまうと見もフタもないですが、「スキルとモチベーション」両者を欠いたケースに遭遇したことがないのは、あきらかにラッキーだと思うのです。その結果最近非常に疑問だったのが、当該のケースでの人材育成ってどうやればいいの?ということでした。

 いまんとこそういうケースに遭遇したことがない、というのは、今後もそういうケースに遭遇しない、ということではまったくないので、この

 コンビニの店長が人の育てかたについて語ってみた http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20090606/1244283835#tb

という論述はものすごい勉強になりました。基本的なことは変わらないのかな、という安心感もある一方で、「なぜを問えない人向けわかりやすさ至上主義」というのがすごい勉強になりました。なるほどそういうやり方があるのか!という驚きは僕が「なぜを問いまくる」育て方をするからかもしれませんが、確かに「なぜを問いまくる」手法がうまくワークしなかったケースというのがあって、その原因は振り返ると「なぜを問えない人」を相手にしていたからかもしれません。
 
また「なぜを問う能力」という観点で相手を見るというのは、新しい引き出しとして持っておこうと思いました。漠然とそういうアセスメントをしていた気はしますが、明確な基準として持って見ることで、新しい発見があるのではと思いました。

自分自身を育てる、というかコントロールするということを含めて、この「育てる」という話題は人類滅亡の日まで語られ続けることだとおもいます。(おおげさ)

ということで、そのうちzakixxなりの育成手法も書いてみようと思いました。